オーケストラ・アンサンブル金沢 第401回定期公演に行ってきました。(2018.3.17)
ピアニストの反田恭平さんが演奏されるとのことで、行ってまいりました。
プログラムを見ている限りでは、4つとも演奏するのかな???と思って
いましたが、実際は違っていました。そりゃそうか。。。??
プーランク「オーバード(朝の歌)」ピアノと18楽器のための舞踊協奏曲
FP 51a
指揮者の井上道義さんの軽快な曲の解説から始まりまして、いよいよ演奏へ。
ピアノの音は強く弾いているような時でも、どこか柔らかさがあるというか、
上手く言い表せなくてもどかしいのですが、音のキレがあるというのか、
心地よい音でした。
アンコールは、聴きごたえ、見ごたえのあるテンポがとても速いところがある
曲でした。途中、ピアノの演奏を聴いているのに、ピアノではない別の楽器の
演奏を聴いているような錯覚に陥りました。とても不思議でした。
また是非、聴いてみたいです。残念ながら2018年のツアー日程には
石川県は入っておらず。。。次の機会を待ちたいと思いました。
20分の休憩の後は、ハイドンの交響曲第6番ニ長調「朝」Hob.I-6
休憩の間にピアノもすっかり片付けられて、反田さんの出番は終わったんだなと
はっきりわかりました(^^;)
再び軽妙な井上さんの解説から入り、演奏へ。途中でハタと、とてもコントラバスの
音がよく聴こえてくる曲なんだなーと気付きました。
(プログラムもいただいていたのに、中を読んでいなかったのでした。)
それからはコントラバスに目が行き、奏者2名が違う演奏をしている場面も
多く見られて、とても良かったです。
アンコールでは、ずっしりしたワルツが流れ、コントラバスの男性の方(かた)が
渾身の演奏をされていました。確か、今日が井上さんのアンサンブル金沢での最後の
指揮だったから?と思ったのですが、ちょっとだけ違っていたようでした。
最後に花束贈呈があった時に女性のコントラバス奏者さんがすごく泣いておられて、
どうしたのかな?と思って見ていたら、ご家庭の事情で最前線から少し離れるとの
ことでした。春は別れの季節でもあるのですね、彼女の場合別れではないですが。
なんか素敵な演奏でした。
ちなみに?井上さんは解説の時に盛んに「本番では指揮者は要らないんだ」と
いった旨おっしゃっていましたが、アンコール曲の時にはずっと指揮を執らず、
軽やかに体を動かしておられました。
せっかくアンサンブル金沢の演奏を聴きに行きやすい環境にいるのだから、
これからはもう少し、積極的に聴きに行きたいとふと思ったのでした。
(おいおい加筆していきます。)